鈴木 亮平
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グレージュの塗り壁が目を引くシンプルな佇まい
新潟市江南区亀田エリアに新築をしたNさん夫婦。
44坪の土地は間口が狭く奥へと長い長方形で、その敷地形状に合わせた長方形の平面を持つ建物が立っている。
建物の間口は3間(約5.4m)。グレージュのジョリパッド(塗り壁)で仕上げられた外壁に2階から突き出した出窓。シンプルでありながらも個性的な外観だ。
玄関へと続くアプローチは直線ではなく、あえて中央に植えられたジューンベリーの木をよけるようにコンクリート平板が組まれている。浮遊感のある仕上げは、湿原に組まれた木道のようだ。
ポーチまでのわずかな距離が実際よりも長く感じられるし、このコンクリート平板の道から落ちないように歩くことが楽しい。
建物の左側には石を敷き詰めた小道があり、こちらもジューンベリーが道をふさぐように配されている。行き来するには、いくつものジューンベリーの木を右に左にかわしながら歩く必要がある。
それが建物脇のちょっとしたスペースに広がり感や奥行感を生み出しているようだ。
ジューンベリーの木々は、外壁や窓を隠す役割も担っており、同時に鮮やかな緑はグレージュの塗り壁によって引き立てられている。
「以前は賃貸で暮らしていましたが、子どもたちが成長するに連れて手狭に感じるようになり、家を建てようと考え始めました。それから、植物が好きで、賃貸でも植物を育てていましたが、もっと広い空間で植物に囲まれた暮らしがしたいと思っていました。住宅雑誌に載っていた素敵な植栽のお宅が目に留まり、それを手掛けているのが風間さんだと知ってお話を聞きに行くことにしたんです」と奥様は家づくりを始めた当初のことを話す。
「私は家を建てるなら外観にこだわりたいと思っていました。風間さんの他にもいくつかの住宅会社さんに相談をしていましたが、風間さんだけが塗り壁を提案してくださいました。外観以外の部分でも、最も私たちのイメージをくみ取って提案をしてくださったのが風間さんだったんです」とご主人。
記事全文は、株式会社風間建築事務所様のWEBサイト内で公開しています。
まるで観葉植物店!?光と緑あふれる土間空間がある住まい
N邸
新潟市江南区
延床面積 113.14㎡(34.22坪)、1階 53.82㎡(16.28坪)、2階 59.32㎡(17.94坪)
設計・施工 株式会社 風間建築事務所
写真・文/Daily Lives Niigata 鈴木亮平
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