【インタビュー】宮﨑建築×エスネルデザイン。工務店が基本設計を外注することで得られるメリットとは

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鈴木 亮平

新潟市在住の編集者・ライター・カメラマン。1983年生まれ。企画・編集・取材・コピーライティング・撮影とコンテンツ制作に必要なスキルを幅広くカバー。累計800軒以上の住宅取材を行う。

宮﨑建築株式会社が設計・施工した住まいが、9月に阿賀野市下条町に完成しました。

こちらの『下条町の家』は延床面積26坪の小さな家で、L字型の平面を持つ総二階。UA値=0.32という高い断熱性能を持ち、耐震等級3(許容応力度計算)をクリアする耐震性能も備えています。

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外観デザインは、無塗装の杉板外壁に、ルーバーが付いたファサード、少し高めの基礎など、いつもの宮﨑建築の建物とはちょっと異なります。

宮﨑建築は設計施工を請け負う工務店で、かつては代表の宮﨑直也さんがプランを考え施工を行っていました。しかし、2015年頃から外部の設計事務所と連携するようになり、以来、新築住宅の基本設計は設計事務所に外注するというやり方に切り替えています。

これまで宮﨑さんが手掛ける新築住宅においては、高橋良彰建築研究所をはじめ外部の設計事務所に基本設計を依頼していましたが、今回は初めて住宅設計エスネルデザイン(村松悠一さん)に依頼をしたそうです。

いつもの宮﨑建築の建物との違い。それは外観に現れるエスネルデザインらしさだったのです。

ちなみに宮﨑さんと村松さんは、2020年に新潟市秋葉区中野の新築住宅(『中野のエスネル』)の建築においても連携をしています。

【参考記事】

#033 新潟の冬を快適に過ごせる!日射取得を重視したUA値=0.27の超高断熱住宅。

【インタビュー】エスネルデザイン×宮﨑建築。今、新潟県産杉の活用を進める理由とは?

ただしこの時の関わり方は今回の『下条町の家』とは異なり、エスネルデザインが施主と設計契約を結び、施工を宮﨑建築が行うというものでした。

少し分かりづらいかもしれませんが、『中野のエスネル』においては施主が直接エスネルデザインに設計を依頼している点が大きな違いです。

一方、今回の『下条町の家』は、施主は設計施工を行う宮﨑建築に依頼しており、その中の「基本設計」部分を宮﨑建築がエスネルデザインに発注するという構図になっています。

今回の記事では、工務店が設計のプロである設計事務所に「基本設計」を依頼する家づくりの特徴を掘り下げたいと思います。

では、さっそくお話を聞いてみましょう!

 

真ん中に水路が流れる土地での建築計画

鈴木 『下条町の家』のお施主さんは20代のご夫婦と伺いました。どんなご要望があったんですか?

宮﨑 実は自分の親類の夫婦なんですけど、依頼の時点では新しい家に対してあまり明確なイメージをお持ちではありませんでした。

今は夫婦2人だけですが、将来的に子ども2人を加えた4人家族で暮らせる家にしたいということ、シンプルで動線がしっかりしていることをご希望されていましたね。

阿賀野市の中でも旧水原町は新しい分譲地などがなく土地探しが難しい地域ですが、いくつか見つけた土地の中からここを選ばれました。広さは68坪あるんですけど、土地の真ん中あたりに水路があって、実際に建築できるのは半分くらい。なかなかプランが難しい土地だなと思いましたね。

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裏手(南側)から見る外観。写真手前に傾斜が見える。さらに手前に水路が走っている。

 

宮﨑さんが基本設計を外注するようになった理由

鈴木 なるほど…。土地の中に水路がある。これはかなりクセがある土地ですね。ところで宮﨑さんが基本設計を設計事務所に依頼するようになった理由を教えて頂けますか?

宮﨑 2015年頃までは自分で基本設計からしていたんですが、当時から誰かにお願いするのがいいんだろうなと思っていたんですよ。そんな時に知人の設計事務所の方と話す機会があり、「この人にお願いしたらうまくいきそうだ!」と思ったんです。

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それでお願いしてみたら、それまでの自分のやり方とは進め方が違いましたし、設計を専門でやられている方は話の中身や深さも違うな…と感じました。

施主さんの反応を見ても、それまで自分が基本設計をしていた頃と違って、より喜んでくれているように思えたんですよ。

ちょうど「こだわりを持って家を建てたい」という方が増えてきていて、自分の力量では期待に応えられないかもしれないと思い始めていた時期でもあったんです。

鈴木 そういう経緯があったんですね。最近は高橋良彰建築研究所の高橋良彰さんと組むことが多いですよね。

宮﨑 はじめに頼んでいた方が他の仕事との兼ね合いで依頼が難しくなっていったんです。ただ、自分も常に同じ人とではなく、色々な人と一緒にやれたらと思っていました。もちろんその方ともまた一緒に仕事ができたらいいなと思っています。

2020年頃からは高橋さんに依頼をすることが増えています。高橋さんは“住学(すがく、工務店や設計事務所をはじめとした主に新潟県内の住宅業界関係者が集まる場)”で知り合いました。互いに重川材木店さんで働いていたという共通点もありました。

うまく説明できませんが、好きなものが似ていたり、この人とならうまくやっていけそうな気がすると思ったんですよ。

 

構造とプランを一体に考えるエスネルデザインに依頼

鈴木 今回はエスネルデザイン村松さんに設計の依頼をされていますが、その理由を教えて頂けますか?

宮﨑 以前住学の懇親会で「規格住宅のような建物をつくれたらいいですよね」という話を村松さんとしていました。ちょうど今回は施主さんが若く予算も多く取れないことが分かっていたので、その方針が合うと思ったんですよ。

この計画をうまく進めるには構造とプランをリンクさせながら同時に設計していく必要があり、さらに建物自体も小さくまとめなければならない。それを得意とする村松さんに相談したんです。

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また、なるべく建具や間仕切りを減らしてコスト削減をする必要もありましたが、「予算がないからそうした」ではなく「これこそが正解だ」といえる家にしたいと思っていました。村松さんなら、そこをクリアして論理的に説明してくれると思ったんです。

2020年に村松さんと一緒につくった『中野のエスネル』においても施主さんがすごく共感されていましたし、「これだけ要素を削ぎ落しても魅力的な家になるんだなあ…」と感じていましたので。

 

工務店から設計事務所への依頼。その仕事の範囲とは。

鈴木 ちなみにですが、今回の宮﨑さんが村松さんにプランの検討と基本設計を依頼するケースにおいて、仕事の範囲はどのように設定しているんですか?

宮﨑 村松さんには、お客様へのヒアリング、基本プランの設計、構造の検討、パース、プレゼンを依頼しました。

村松 前提として「コストを抑えたい」という要望があり、僕の方ではそこを意識しながら、骨だけつくるような考え方で設計をしています。

具体的にいうと、プランを考えながらソフトを使って構造計算をし、図面やパースと一緒に構造計算のデータも渡すという感じですね。そこから先は宮﨑さんの方で材を変えたり、梁の架け方を変えたり、自由にして頂けるようにしました。

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それから、内装の仕上げや造作家具などはコストコントロールで変わってくるところですので、そこも宮﨑さんにお任せしています。

また、今回の設計においては断熱の仕様も宮﨑さんにお任せしています。構造はプランに影響しますが、断熱の仕様はプランに影響しないからです。

ちなみに、宮﨑さんは構造のことが分かっていてソフトも使いこなしますし、断熱計算もご自身でやられます。そのテクニックがあるから、このようなやり方が成り立っているように思いますね。

 

さまざまな課題をクリアしたプランを提案

鈴木 では次に村松さんから設計意図をご説明して頂けますか?

村松 先程も話した「なるべくコストを抑えたい」ということと、建築可能面積が小さい中で「駐車スペース3台を確保したい」というご要望があり、その条件をクリアする設計が求められました。

建築可能面積が少ない中で1階にLDKと水回りを配置するとLDKはどうしても狭くなります。

そこで2階に水回り(浴室・洗面脱衣室)と個室(寝室・将来の子ども部屋)をまとめることで、1階に21畳ものLDKを確保しました。ここに好きな家具を置いてフレキシブルに使ってもらえたらと考えています。

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2階に設けられた3.5畳の洗面脱衣室。物干しや収納が合理的につくられている。

個室が集まる階に水回りを設ける提案をよくするのですが、それはリビングを広く取れるだけでなく、洗濯物が乾いたら短い距離で各部屋に持って行けるというメリットもあります。

また、LDKの梁を現しにすることで天井高を2,660mm(梁の下部までは2,360mm)に上げ、容積を大きくして開放感が得られるようにしています。

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21畳のLDK。1階の80%の面積を占めている。

鈴木 1階の大部分がLDKというのが潔くていいですね。シンプルな空間なので家具の置き方の自由度も高そうです。ただ、収納スペースが少ないように感じますが、そこはどうされていますか?

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リビング側から見るLDK全景。

村松 基礎を高くすることで床下の天井高を1,350mmとし、そこを収納スペースとして活用できるようにしています。床下エアコンを使っていて、床下は空調経路にもなります。天井が高いので掃除もしやすいんですよ。

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広い床下空間。2つ前のキッチンからリビングを見た写真とほぼ同アングルで撮影。

基礎を高くすることで雨の跳ね返りによる外壁の劣化も防げますし、水害時の浸水リスクも抑えられます。

敷地面積が小さい中で、広さを確保し、収納も確保し、構造も成り立たせる。これら全てを成立させることは難易度が高く、自分でいうのもなんですが、バチっと高いレベルでクリアできたんじゃないかなと思います。

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玄関土間の横には床下につながる階段が設けられている。

鈴木 宮﨑さんはこのプランを見てどう感じましたか?

宮﨑 当初は、敷地条件が厳しいため、何かを諦めなければならないだろうと思っていたんです。例えば駐車スペースが縦列駐車になるとか。

ですが、村松さんのプランを見ると諦めている部分がなく「ここまでできるのか!」と驚かされました。これ以上のものはないんじゃないかなと思います。

お施主さんも1階のリビングが広く確保できることや、車が3台止められることに驚いていました。

あとは、構造ですね。力の流れがよく考えられていて、無理がないんですよ。村松さんにはラフな構造検討をお願いしていましたが、頂いたプランは構造計算がほぼ完了していました。

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2階のフリースペース。屋根にかかる荷重を、束、梁を使って柱へと伝える構造も村松さんが考案。

今までは申請用の書類を作るために朝から構造計算をすると、頑張っても翌日にしか出せなかったんです。でも今回はその日の夕方に提出できました。期待以上の仕事でとてもありがたくうれしかったですね。

 

設計を外注する3つのメリット

鈴木 なるほど。とてもいい連携ができたんですね。宮﨑さんにとって設計を外注するメリットを教えて頂けますか?

宮﨑 メリットはいくつもありますが、1つ目は、自社設計と違い、色々なタイプの家づくりに対応できることですね。自社に設計の人がいた場合、良くも悪くもその人の範囲の中での設計になると思うんです。

いろんな設計の方と話していると、みなさん違う得意分野を持っていることが分かります。設計を外注すれば、毎回条件に合った得意な人にお願いできますし、お施主さんとの相性も合わせられます。

2つ目は、設計士さんとお客さんのやり取りに触れられることです。設計士さんによってお話しする内容やヒアリングの仕方が全然違うんですけど、そのやり取りに触れることが自分にとって勉強になっています。

提案の方法も、模型を作る人がいたり、CGパースを作る人がいたりしますが、様々な提案方法も勉強させて頂いています。

3つ目は、自分の手間が減ることですね。今はもう自分でプランを考えて基本設計をしようとは思いません。単純にプランを考えることが得意ではないですし…(笑)。

あと、外部の設計士さんにお願いするようになってから、うちにくるお客さんのタイプが変わりました。自分で設計をしていたらとても対応できないような方に興味を持って頂けるようになりましたね。

鈴木 それは本当にいいこと尽くしですね。逆に、設計を外注するデメリットはありますか?

宮﨑 デメリットは特に思いつかないですが、工務店と設計士さんとで基本的な考え方が合っていないと最悪なことになると思います。

例えば、設計士さんの意図通りに工務店が施工できないとか、設計士さんが要望と合っていない図面を作ってくるとか。

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最初の段階で設計士さんと工務店の考え方がある程度そろっている必要があります。

 

工務店コラボ案件は、仕事がスピーディーに完了する

鈴木 次に村松さんに質問です。工務店から依頼を受けて基本設計を行う仕事というのは、自身が施主さんと設計契約を結ぶ場合とどんな違いがありますか?

村松 基本設計だけを請け負うのは今回初めての経験でしたが、スピードが速いことが特徴だと思いました。

僕が一般のお客さんと設計契約を結ぶ場合は、プランを練り上げることもあり1年以上かけて家が完成するんですが、今回は基本設計が終わってから竣工までがあっという間に感じました。

プランを提案して僕の仕事は終わり。その後、宮﨑さんが見積もりから施工へスムーズに運ばれていたことが早さの理由だと思います。

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あと、自分がお客さんと契約をしているわけではないので、自分が理想とするデザインに執着しないことを意識して設計にあたっていましたね。

依頼者である宮﨑さんが求めることにしっかり応えたいと思って取り組みましたが、100%以上のことが提案できたのではないかと思っています。

 

コラボで大切なことは相手への気遣い

鈴木 ではまとめに入りましょう。工務店×設計事務所でコラボする上で重要なことや気をつけなければいけないことはどんなことがありますか?

宮﨑 先程も話したように、工務店と設計士さんの考え方が合っていることが大前提だと思います。あと、工務店側の心構えも重要ですね。

例えば今回のケースでは、お施主さんはあくまで宮﨑建築に頼んできているので、仮に設計士側の原因で何かトラブルが起こったとしてもその責任を取るのは宮﨑建築です。

工務店によっては「責任は誰が取るんだ?」という人もいますが、確認をしてOKを出した以上は工務店の責任です。自社の設計士が設計をしたのと同じ認識で仕事にあたる必要があります。

鈴木 たしかに、お客さんは工務店に頼んでいるわけですからね。工務店が外部の設計士に責任転嫁していたら客側としてもかなり不安になります…。

宮﨑 あと、うちからは基本設計の設計料を多く支払えているわけではないんですが、その分設計士さんのリスクを少なくしたり、依頼を受けることでメリットを感じて頂けるような配慮が必要だと思っています。

例えば実績として蓄積できるような建物を建てるとかですね。「設計はしたけど、自分が設計したとは言いたくない…」と思われることがないような家をつくりたいと思っています。コストの関係で難しいこともありますが…。

あとは、設計士さんにとって仕事の手離れが良くなる進め方を意識しています。

鈴木 素晴らしいですね…!そこまで配慮して頂けると関わる人が安心して気持ちよく仕事ができそうです。村松さんの方から、コラボで重要なことを教えて頂けますか?

村松 技術的なことでいうと「構造を誰が設計するか?」というのを最初に決めておくことですね。そこを曖昧にしてしまうと施主さんが不利益を被りかねないからです。設計事務所らしいデザインだけど、誰も構造に責任を取らない家というのは問題です。

あとは相手を尊重することがとても大事ですね。

今回宮﨑さんにはとてもご配慮を頂いていると感じました。外壁に僕がいつも提案している無塗装の杉板やルーバーをそのまま採用頂いたり。

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無塗装の杉板を張り、アプローチに目隠しのルーバーを取り付けたファサード。

コスト優先で全面ガルバリウムという選択もある中で、ファサードに無塗装の杉板を選ばれたのはエスネルデザインの設計を尊重頂いたのかなと思いました。

宮﨑 村松さんがおっしゃるように、コスト削減のために全面ガルバにするという案がなかったわけではないんです。ルーバーを将来工事にするという選択肢もありました。

でもそれをしてしまったら、村松さんにお願いした意味が半減しちゃうのかなと。自分も「この家を村松さんに設計して頂きました」とは言えなくなってしまいますし。

 

施主や社会にとってプラスになる、工務店と設計事務所のコラボ

鈴木 今日はとてもいいお話を聞かせて頂きありがとうございました。最後にお二人それぞれの今後の展望がありましたら聞かせてください。

宮﨑 自分はこれまで通りにやっていきたいと思っています。コラボは提携してやっているわけではないので、その時その時で適した設計士の方に依頼をしていきたいですね。このやり方がお施主さんのためになると考えているからです。

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また、今まで一緒に仕事をしたことがない設計士の方ともコラボしていきたいです。しっかりした設計事務所さんとの仕事は工務店を成長させる機会にもなるからです。

村松 僕も色々な工務店さんと仕事をしていますが、その意図の一つに、ランニングコストを抑えられる家を世の中に広めたい、というのがあります。

まだ断熱や気密、構造に詳しくない工務店さんとコラボすることもありますが、それにより多少なりともノウハウを伝えることができます。

結果的に世の中に高性能な家が増えていけば、将来新築をせずに中古住宅を買うとか借りるとかでも良質な家に住める選択肢が広がっていくと思います。

あとは、工務店さんからの「構造とプランを一緒に考えた設計をして欲しい」という依頼はとてもうれしいですね。

構造が考えられた家をつくるのは本来当たり前のことですが、そうでない家がまだまだ多いのが現状です。

構造計算された家を提案することはお施主さんや工務店さんに貢献できると感じています。

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基本設計を外注することでより高いレベルの提案が可能となり、さらに実施設計や施工に集中できるようになった宮﨑さん。

工務店と連携し基本設計部分のみを請け負うことで、スピーディーに仕事を完了できるという村松さん。

宮﨑さんが話していたように「工務店と設計事務所の考え方が合っている」という前提をクリアした上での2者の協働は互いにメリットがあります。もちろん、そこで生まれた付加価値はそのまま施主が享受できるものです。

設計と施工、両方が高いレベルで実現できてこそ良質な住宅が実現されますが、人的リソースが限られる小規模な工務店にとって「基本設計の外注」は、掛け算のように付加価値を高める強力な手段と言えそうです。

取材協力/宮﨑建築株式会社・宮﨑直也さん、住宅設計エスネルデザイン・村松悠一さん


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鈴木 亮平

新潟市在住の編集者・ライター・カメラマン。1983年生まれ。企画・編集・取材・コピーライティング・撮影とコンテンツ制作に必要なスキルを幅広くカバー。累計800軒以上の住宅取材を行う。