鈴木 亮平
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こんばんは、Daily Lives Niigataを運営している鈴木です。
あっという間に2021年が終わり、1年を振り返る間もなく正月も明けてしまいました。
2021年、Daily Lives Niigataでは21本の記事を投稿しました。2020年が36本でしたので随分と記事数を減らしてしまったことを反省しています。
また、かつてのようなDaily Lives Niigataオリジナルコンテンツよりも、住宅会社さんのWEBサイト内に制作をした記事の紹介が多めになっているのも2021年の特徴です。
Daily Lives Niigataが業界のみなさまに認知されるようになり、記事制作という形でユーザーと業界をつなぐ役割を担えていることを非常に嬉しく感じています。
もちろん、第3者目線で客観的に事実を捉えて紹介するという姿勢はこれからも変えることはありません。
ところで、昨年と同様に1年間でよく読まれた記事のランキング発表を行いたいと思います。
ちなみに、Daily Lives Niigataへの流入の68%は検索によるものですので、ある特定のキーワードで記事の検索順位が高い場合に閲覧数が伸びるという特徴があります。
また、2021年の累計の閲覧数になりますので2021年1月1日以前に公開された記事の方が上位に来やすいですし、今回の上位10記事は2016年のDaily Lives Niigata立ち上げ以降に公開したすべての記事をランキング対象としています。
その前提を踏まえてご覧頂けたらと思います。
さっそく2021年によく読まれた記事ベスト10、見ていきましょう!
10位「【インタビュー】もみの木の内装材にこだわる「もみの木ハウス新潟」山田雄一さんの家づくり」(2018年11月29日公開)
2018年11月投稿の記事ですが、2020年の8位に引き続き今回もベスト10入りを果たしました。もみの木ハウス新潟・山田雄一さんのインタビュー記事です。
内装の仕上げに使う木材は杉でもオークでもパインでもなく「もみの木」だけ!という工務店さん。もみの木愛にあふれている山田さんの考え方が詳しく紹介されています。
取材から3年以上経ちますが、基本となる考え方は変わらずにもみの木の家づくりをされていることでしょう!
9位「築40年。隙間風が吹く極寒の建売住宅が、断熱リフォームで春のように暖かい家に再生!」(2019年2月22日公開)
2020年に9位にランクインした宮﨑建築株式会社さんのリノベーションの記事が今年も同じく9位となりました。
築40年の住宅の断熱リノベーション。2019年の記事ですが、今でも検索で多くの人に読まれていることが分かります。
ちなみに夏には閲覧数が減り、寒い時期に閲覧数が伸びる傾向があります。実用性の高い記事ですので、ぜひ断熱リノベーションを検討中の多くの人に読んで頂きたいです。
8位「【座談会】在宅ワーク時代の「小屋」の可能性を考えてみよう。」(2020年5月29日 公開)
2020年はベスト10入りしませんでしたが、2021年は8位にランクイン!
株式会社モリタ装芸さんのモデルハウス内の小屋で開催した、モリタ装芸の小屋好きメンバーの座談会。
「一家に一つ小屋が必要なのではないか!?」と小屋の中で真剣に語り合うみなさまでしたが、コロナ禍が続いたこともあってか、2021年も多くの方に読んで頂くことができました。
小屋が気になっている方はぜひご一読を。
7位「#001 延床面積15坪。小さな住まいに流れる、心地いい時間。」(2016年7月19日公開)
私がDaily Lives Niigataを始めた2016年、一番最初に取材をさせて頂いたネイティブディメンションズ一級建築士事務所さんの延床面積15坪の家です。
2020年は3位でしたが、今回は少し順位を落とし7位にランクイン。
何年たっても色褪せない新潟の名作狭小住宅ここにあり!
6位「#029 木毛セメント板とヘリンボーン。巧みなバランス感覚で生まれるラフな心地よさ」(2020年10月16日公開)
アーキラボ/株式会社山内組さんによる、木毛セメント板を多用した男心くすぐるお住まい。
ヘリンボーン、木毛セメント板、モルタル、薪ストーブ…。なんとも男らしさあふれる素材感と繊細なディテール。
好きなことには妥協しない。そんな生き方がこの住宅にあふれており、ワクワクした気持ちにさせてくれるのです。
5位「HEAT20・G2グレードに、鉄壁の日射遮蔽。猛暑の時代を生き抜く家」(2020年9月15日公開)
2021年に存在感を見せつけた、宮﨑建築株式会社さん×高橋良彰建築研究所さんの住宅解説記事。
「HEAT20 G2」というキーワードが利いており、高断熱住宅に関心のある方にご覧頂けていることが想像できます。
この家は日射遮蔽が徹底している点もポイント。高い外皮性能に鉄壁の日射遮蔽。温暖化が進む時代を生き抜くための知恵が凝縮しています。
4位「1階だけで暮らしが完結する、多雪地域に立つ28坪の住まい」(2019年6月10日公開)
2020年は6位にランクインしたこちらの住宅解説記事。2021年は2ランクUPし、4位に入りました。
設計施工は株式会社Ag-工務店さん、設計協力は加藤淳一級建築士事務所さん。
「将来は1階だけで暮らす家」という長めの検索キーワードからの流入が多かったのが特徴です。
将来子どもたちが出ていくことを見越し、2階には最小限の子ども部屋と収納のみを配置。それがこの片流れ屋根のフォルムに現れています。
平屋でも総2階でもない「1階だけで暮らしが完結する住まい」。
ぜひ参考にしてみてください。
3位「ローコスト&ハイクオリティ。SIAの設計思想に基づいてつくられた企画住宅「casaUC」誕生」()
株式会社石田伸一建築事務所さんが提案する企画住宅「CASA UC」を、代表の石田伸一さんに解説をして頂いたインタビュー形式の記事で、2020年6月に公開。
石田伸一建築事務所さんが大切にしている建築思想も併せて詳しく解説しています。
現在、新潟市西蒲区和納につくられる新しい分譲地「野きろの杜」のプロデュースを行っている同社。今年はますます目が離せません!
2位「#012 通り土間がつくり出す“ゆとり”のある住まい」(2018年1月10日公開)
2018年1月公開の記事ですが、2020年は5位に、そして今回2021年は2位にランクインした、まんなみ設計室・堀井博さんの自宅兼事務所の解説記事です。
ちなみに2021年はピンタレストからの流入が大きく増えてランクアップしました。
広い土間のある住宅が注目される背景には、近年のアウトドアブームがあるのかもしれません。
堀井さん邸の広い土間は、現代の家の既成概念を心地よく壊してくれるようです。
1位「#013 延床面積23坪。Wさん夫婦が小さな家を建てた3つの理由」()
そして堂々の閲覧数1位は、2020年も1位となったネイティブディメンションズ一級建築士事務所さんの23坪の家の記事でした。
「23坪の家」「延床面積23坪」「23坪 家」といったキーワード検索での流入が多い記事で、なぜ小さい家を建てようと思ったのか?という動機から詳しくまとめた長文記事になっています。
ウッドショックや資材価格高騰で建築費が上昇している今、快適に暮らせる小さな家は家計を防衛する重要な手段になりうるでしょうし、さまざまなメリットがあります。
長い記事ですが小さな家に興味がない人もヒントが得られると思います。ぜひこれからも多くの人に読んで頂きたいです。
…以上、2021年に閲覧数が多かった記事の紹介でした。
Daily Lives Niigataの記事制作においては、SEOを意識したテクニカルな文章の書き方はしていません。
しかし、SEOを意識していなくても、「特徴的なキーワード」×「詳しく丁寧な解説」の組み合わせにより、結果的に閲覧数が伸びるということがあります。(捉え方によっては、それをSEOということもあります)
そして、それは新しい記事だけが伸びるというわけではありません。
その場その場で消費される情報ではなく、何年経っても読み応えがある、価値のある情報を残していきたい。そのことを今回も改めて再確認をすることができました。
とりわけお施主様の家の記事においては、家づくりという人生の一大イベントの記念として、ご家族にいつまでも楽しんで頂けたら幸いです。
また、単純に「閲覧数が多い程よい」という風には私は考えていません。
閲覧数の多寡よりも、一人の人の心を動かし、決断や行動を促すことの方が私は大切だと思っているからです。
Daily Lives Niigataをご覧頂いている皆様、いつもありがとうございます。
2016年にスタートしたDaily Lives Niigataも気づけば5年の月日が過ぎ去っていました。
これからも愚直に、住まいと暮らし、設計者や施工者、家づくりに関わる方々を伝えて参りたいと思いますし、新しいアイデアや気づきが得られるような記事を生み出せたらと考えています。
本年もよろしくお願い致します。
Daily Lives Niigata 鈴木亮平
鈴木 亮平
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